OneNote の表を結合するには?

OneNote の表を結合するには?

OneNote では表を Word よりも手軽に作ることができますが、慣れてくるとどうしても Word や Excel のように結合をしたくなります。そこで、OneNote の表でどこまでできるか、私が実際に試した結果を分かりやすくご報告しました。

表の結合はとっても簡単です!

OneNote の表では Word や Excel に比べてどの程度のことができるのか、とくに結合について詳しくご紹介します。OneNote で作ることのできる表で、結合の操作がどこまでできるのか、とてもよく分かりますよ。

OneNote の表と Word の表との違いは?

OneNote の表は、Excel よりも Word の表に近いものです。白紙のノート(ページ)に表を挿入する形になっていて、罫線を引くような方式にはなっていません。なので、単純に情報を整理してまとめるだけの簡易的な表のみ作れます。

できることはかなり限られていて、計算式を入れることもできないので、過度な期待はしないでくださいね。できることといえば、フォントの調整はもちろんのこと、あとは文字位置の調整や並べ替え、Excel シートへの変換(※)ぐらいでしょうか。

そんな中で、結合についてどの程度できるのかリボンからは分からないので、実際に試してみました。するといろいろなことが分かりましたよ。

※OneNote 2013 以降で利用できます。

どんな結合ができる?

OneNote で作る表はどんな結合ができるのか、リボンの機能からは判断できないのでよく分かりません。なので、Word や Excel でできることを OneNote でも実際にやってみてできることとできないことを確認しました。それでは、試した主要な結合についてご紹介しますね。

セルの結合はできるのか?

セル単位での結合は、できないみたいです。表は碁盤の目のように形が固定的で、一部のセルを結合するような特殊な形は作れません。ただし、列の幅や行の高さは調節できるので、セルの大きさを変えることはできます。何とかそれで対応するしかなさそうですね。

あとは、罫線を全体的に消すことはできるので、それで隣接するセルがつながっているように見せるという『ごまかし』しかなさそうです。

表の結合はできるのか?

表に表を結合することはできます。こちらは単純で、表をコンテナごとコピーしてもう一つの表に貼り付けるだけです。貼り付ける位置は、1行目の上でも、中でも、最終行の下でも好きなところにできますよ。ただし、マウスドラッグ以外の操作で行ってくださいね。

◎結合前の表

結合前の表

◎結合後の表

結合後の表

コツは2つあって、1つは1行目の上に挿入するなら A1 セルに貼り付けて、最終行の下に挿入する場合は、行の真下(表の外でコンテナの内側)に貼り付けることです。もう1つは列数をそろえることです。そうするとうまく結合しますよ。

ちなみに、横方向に結合する場合は行数を合わせておいて、上と同じように操作してください。(列数は合わせないようにするとうまくいくようですよ。)

表の中に表は挿入できるのか?

表の中に表を入れるというのは、結合とちょっと違うかもしれないですが、近い操作なのでご紹介しますね。これは、表の中にもう一つの表を挿入するという操作です。なので、あるセルの中に別の表があるという状態を作れます。

表の中に表を挿入

もともとある表のセルに新しく表を作る場合なら、単純にセルの中で表を挿入する操作をすればいいですよ。ところが、出来上がったセルを挿入するためには、目的のセルに対してもう一つの表をマウスドラッグで挿入してください。

ちなみに、この操作を利用すれば、疑似的に結合したセルの雰囲気が作れます。例えば、C列の特定のセル以外の全セルに1行2列の表を挿入します。すると、1か所だけセルが1列なので、結合しているような雰囲気になるんです。でも若干不細工かもですね...。

疑似的にセルの結合

こんな感じで表の結合に関係したことを調べてみました。もし他に思い付くことがあったらぜひやってみてください。もっといい方法や便利なことができるかもしれないですからね。

まとめ

いかがでしたか?

OneNote の表を結合する方法についてご紹介しました。結合については、詳しく説明した文献がないので、私が実際に実験してみました。セル単位での結合ができないのは、簡易的な表である以上やむを得ないと思いますが、その割には意外とできることも多いんじゃないでしょうか。

うまく活用して、分かりやすく情報を整理してください。「情報を整理し、使いやすくして、活用すること」こそが OneNote の真の使い方ですからね。

以上、「OneNote の表を結合するには?」と題してご紹介しました。

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