OneNote を授業で使うには?

OneNote を授業で使うには?

OneNote授業で使う方法を説明しました。授業でホワイトボード(黒板)や紙のノートを使っていて、不便に感じたことがあれば、『タブレットPC+OneNote』で解決できますよ。

OneNote だけで行う授業

OneNoteとタブレットPCを組み合わせた使い方や活用方法をご紹介しています。「授業でどのようにOneNoteを使えば良いのか」が分かりますよ。

ホワイトボードを使わない授業?

授業で教員が使用するのは、タブレットPCプロジェクターだけです。板書はタブレットPCにインストールされた Microsoft OneNote を使って行います。

OneNoteは画面を簡単に取り込んだり文字を手書きすることができるので、板書がとても分かりやすくなるんです。

例えば、Excel の「セルの書式設定」について説明するとしましょう。

プロジェクターを指さしながら言葉で説明しても伝わりにくい場合があります。そんな時に画面を切り取っていったんOneNoteに貼り付けます。そして貼り付けた画像に対してペンを使って書き込みをします。これなら図示とセットで説明するので分かりやすくなりますよね。

セルの書式設定

当然、この一連の操作はプロジェクターで表示しているので、それがそのまま板書になっているんですね。だから、ホワイトボードの代わりになるわけなんです。

ホワイトボードがOneNoteに置き換わると?

ホワイトボードの板書が OneNote に置き換わることで、ちょっとした変化が起きます。それは、板書を全く消さなくてよいということです。これは画期的ですよ、だっていままでなら板書を消さないと絶対先へは進めなかったんですから。

そして、板書を消さないことで、例えば先生が「はい、じゃあ次行きますね」といって先へ進んだときに「先生、さっきの板書もう一度見せてください」という要望に応えることができるんですね。

また、次回授業の冒頭で、「前回はこんなことをしていましたね」といって簡単な振り返りができるようになるんです。なぜそんなことができるかといえば、もちろん「板書を消さないでそのまま保存できる」からなんですよ。

紙を使わないノートとは?

生徒が使用するのもOneNoteがインストールされたタブレットPCです。一般的な板書のノートは紙でも可能ですが、アプリケーションソフトの使い方をノートに取るのはなかなか難しいことですよね。

これは、先生が Excel の「セルの書式設定」を説明するときとまったく同様です。

先生のやり方に倣って、同じようにOneNoteで画面を切り取りノートに貼り付け、必要なメモを取ればいいんです。パソコンのことはパソコンにメモを取ったほうが、明らかに効率がいいわけですよ。

ノートがOneNoteに置き換わると?

今までの紙のノートがOneNoteに置き換わると何が起こるんでしょうか? 単に生徒が楽しくノートをとれるというだけではないんですよ。これもなかなか画期的です。

というのも、OneNoteでは手書き文字がテキストとして認識されるので、書いた内容を検索することができるんです。つまり「あの情報どこにメモしたっけ?」となった時にキーワードを入れれば目的のページを簡単に見つけることができるわけです。

検索ボックス

検索ボックスに例えば「和暦」と入力すると...

検索結果

「和暦」が瞬間的にハイライトになりました

後からのふり返りがとても簡単になるので、本当の意味で『使えるノート』にすることができますよ。後から見ることのないノートでは記録する意味がないですからね。ふり返りを簡単にすることでノートに記録された知識という財産が無駄になりません。(←これが一番大事)

このようにノートを電子化することで効率よく情報を活用することができます。なので、蓄えた知的財産を学習や仕事で有効に役立たせることができるわけなんですね。

まとめ

タブレットPC + OneNote』なら...

  • 黒板やホワイトボードでは不可能な『板書を残す』ことが可能になる
  • 高価な電子黒板を導入しなくてもよいので、コスト削減になる
  • 紙のノートでは不可能な『検索』が可能になる

これまで使ってきたものと完全な置き換えができるだけでなく「不可能なことが可能になる」のがすごいところなんですね。

以上、『OneNote を授業で使うには?』と題して説明しました。

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