OneNote でフォントの設定を行うには?

OneNote でフォントの設定を行うには?

OneNoteフォントの設定を行う方法を説明しました。文字の書体を変更したい方に、適した内容になっています。単純に文字のフォントを設定する方法だけでなく、フォントに関連した各種設定について説明しているからです。

OneNote のフォント設定を、知る意味とは?

OneNote は一般的にメモアプリであると思われていますが、あなたもそう思いますか? 確かにそのような側面は大きいんですが、実は決してそれだけではないんです。なぜなら、必要最小限のフォント設定ができるので、ワープロやプレゼンアプリの代わりにも使えるからです。

つまり、OneNoteのフォント設定を知ると、「OneNoteって案外いろいろできるじゃん!」ということに気づく意味もあるんです。そこでどんな設定ができるのか、基本的なところからOneNote固有のポイントに至るまで、詳しく説明しましょう。

OneNote フォント設定のポイント。

それでは、OneNote のフォント設定について、ポイントを詳しくご紹介しましょう。

フォントの意味についておさらい。

最初に、フォントの意味について確認しておきます。なぜなら、フォントについて誤解されている方や、詳しく知らない方もいるからです。

まず、フォントとは基本になるものに、装飾などを施す行為であると考えてください。したがって、文字の書体を変更するというだけの意味ではありません。実際に「サウンドフォント」という言葉がサウンド機能で使われるくらいなので、文字に限った言葉ではないんですね。

簡単に言えば、『着せ替え人形』だと考えれば近いと思います。着せ替え人形は、人形という基本があって、そこに服を着せたり、髪型を変えたりといろいろアレンジができますよね。これとほぼ同じ発想で、文字という基本があって、そこに例えばMSゴシックや、下線を設定するわけです。

このように、フォントという言葉を「書体」ではなく「着せ替え」と理解すれば、言葉の意味がわかりやすくなり。混乱しにくいと思いますよ。

フォントの基本的な設定方法とは?

OneNoteにおけるフォントの基本的な設定方法は、一般的な設定方法とほぼ変わりません。したがって、WordやExcelといったアプリの使い方がわかれば、特別困ることはないと思います。なお、ビジネス系アプリの使用経験が少ない方もいると思うので、簡単にやり方をご紹介します。

  1. フォントを変更したい文字列を選択(マウスでドラッグ)。
    文字列の選択(範囲指定)
  2. [フォント]グループで設定したい項目を選ぶ。
    フォントグループ
  3. 選択範囲の文字が、設定どおり変更される。

たったこれだけで、設定が変更できます。したがって、他のアプリでフォント設定をよくやっている方には、別段難しいことも変な癖もなく自然に感じると思います。

どんなフォント設定ができる?

さて、どんな設定ができるのかというと、以下のような項目について設定できます。

フォント1

  • フォント(書体)
  • フォントサイズ(文字の大きさ)
  • フォントの色(文字色)

フォントという名前が付いているのは、上記の3つです。さらに、フォントグループの中で、文字が直接変化するものは次の通りです。

フォント2

  • 太字、斜体、下線。(目立たせる。)
  • 取り消し線。(変更されたことを表す。)
  • 下付き、上付き。(平方メートルの2を表すときなど。)

また、文字の周囲に変化が起きるものもあります。

フォント3

  • 箇条書き、段落番号。(箇条書きで、行頭に記号や番号が付く。)
  • インデントを増やす、インデントを減らす。(行頭の字下げ。)
  • 蛍光ペンの色。(背景を蛍光色にする。)
  • 段落の配置。(左揃え、中央揃え、右揃え。)

書式の削除などの設定もあります。

フォント4

  • すべての書式をクリア。(文字は残して、書式だけを削除。)
  • 削除。(文字を削除。)

役割によって分けて説明しましたが、なんとなくイメージはつかめたでしょうか。実際にやってみるとより分かりやすいと思いますよ。

OneNoteで注意すべきフォント設定とは?

OneNoteで注意すべきフォント設定があります。それは、[段落の配置]です。この[段落の配置]という設定は、OneNote内ではかなり独特なものだと言えます。なぜなら、文字はコンテナという枠に入るので、コンテナ内で非常に特殊な動きになるからです。

段落の配置

どの辺が特殊なのかというと、例えば文字列を入力してそれを中央揃えや右揃えすると、突然コンテナが拡大して位置が変更されるからです。具体的には、設定してある用紙サイズ(初期値はA4)にコンテナのサイズを調整したうえで、文字が中央や右に移動します。

段落の配置 中央揃え

どうやら、左揃えは左端という基準があるからできるけれど、右側は無限大に広がるので、用紙サイズを目安に右端を仮想的に作って中央揃えや右揃えを行うようですね。このように、[段落の配置]は突然コンテナの大きさが変わるので、使い方に注意してください。

既定のフォントを変更するには?

最初から設定されているフォントを「既定のフォント」と言いますが、この初期設定を変えることも可能です。その場合は、オプションから設定変更できますので、やってみてください。

参考 詳しいやり方は、以下のページで説明しています。

https://onenote.hprs1.com/onenote-kitei-fonto/

まとめ

いかがでしたか?

OneNote でフォントの設定を行う方法について説明しました。フォントの意味についておさらい、フォントの基本的な設定方法、どんなフォント設定ができる、既定のフォントを変更する、と言ったポイントがありましたが、ご理解いただけたでしょうか。

OneNoteでのフォントの設定方法は、他のオフィスアプリと大差がありませんが、設定できる項目があまり多くありません。しかし、必要最小限のことはできるので、単なるメモアプリではなく、ワープロやプレゼンテーションアプリの代わりにも使ってみてほしいと思います。

以上、「OneNote でフォントの設定を行うには?」と題して説明しました。

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