OneNote を使っていると、ほかのアプリとの連携を考えますよね。もちろん、いろいろなアプリと連携できるんですが、ちょっと想像がつかないものとも連携できるんですよ。
意外なものと連携が取れますよ
OneNote がどんなアプリと連携できるのか、具体的にご紹介します。すべて使いこなせれば一つのシステムが出来上がりますから、余裕がある方はぜひ挑戦してみてくださいね。
Word、PowerPoint、IE と連携できます
Word、PowerPoint、IE(Internet Explorer)と連携が取れるのは割と知られているかもしれないですね。これらは、リンクノートと呼ばれる仕組みによって、直接リンクが張られて連携動作するようになっています。
ただ、個人的にはこの機能がそんなに便利なものとは思えないので、ファイルをページに添付する方法を推奨しています。そちらについてもぜひ参照しておいてください。
これらはいわゆる典型的な連携です。
アプリのデータを貼り付けできます
OneNote には各種アプリのデータを貼り付けることができます。例えば、OneNote の作図機能ではほしい図形が描けないときに、Word で図形を作ってそれを OneNote にコピー&ペーストすればそのまま利用できます。
OneNote は紙のノートを忠実に再現するあまり、線画の図形は描けるんですが、塗りつぶした図形が描けません。なので、Word など他のアプリで描いた図形が使えるととても便利です。あとは、フローチャート用の図形なんかも重宝しますね。
Word でフローチャート用の図形を作成してそれを OneNote に貼り付け、ペンによる手書きを組み合わせると、かなりうまくフローチャートが書けます。このように、データの受け渡しによる連携も可能です。
Outlook と連携できます
OneNote が Outlook と連携していったい何ができるのか? と思われるかもしれませんが、実はこれが非常に重要な機能なんです。一言でいえば、『タスク管理』が行えるようになります。OneNote と Outlook を併用して予定を簡単に組めるんですよ。
なぜマイクロソフトは、この機能を前面に押し出してアピールしないのか不思議なくらいです。別の記事でかなり詳しく説明しましたので、ぜひ読んでください。(多分、知らない方がほとんどだと思いますよ。)
このような、補完しあうような連携もできます。
SharePoint と連携できます
話の前に「SahrePoint って何?」という疑問がわくと思うので先に説明しておくと、大雑把にいえばグループウェアです。マイクロソフトが提供していて Windows Server で動作して、有償のものと無償のものがあります。
さて、これは本当に秘密なんですが(と言って書いてしまうと全く秘密じゃないんですが 笑)、実は、OneNote と SharePoint が連携できるんです。OneNote に書き込んだメモと SharePoint の予定が Outlook の仲介によってリンクするんです。これはちょっと感動しますよ。
ところで、SharePoint は Windows Server にインストールして使うんですが、『Server』という高額なタイプと『Foundation』という無料のタイプがあります。SharePoint Foundation 2013 なら現時点で最新の無償版なので、これなら気軽に試せますよ。
サーバーまで行くとシステム管理者レベルの話になってしまって難しいので、「SharePoint と Outlook が連携するところ」までについていずれ特集しますので、期待して(できるだけ気長に)待っていてください。
このように OneNote と Outlook と SharePoint の3点セットで、一連のシステムを構築するような連携もできます。
まとめ
いかがでしたか?
OneNote がただのノートアプリではないことがお分かりいただけたでしょうか。一見すると関係なさそうなアプリと連携することで、システムの一部のようになるんです。この連携システムを構築すれば、高価なアプリやシステムが要らなくなることが分かると思います。
だから、OneNote は個人用ノートアプリとして捉えるとかなりもったいないんですよ。ぜひビジネスでフル活用して、無駄のない仕事をしてほしいと思います。
以上、「OneNote と連携できるアプリは?」と題して紹介しました。