OneNote のアドイン、どんな種類がある?

OneNote のアドイン、どんな種類がある?

OneNote

アドインにどんな種類があるのかを説明しました。OneNote の機能を拡張したいと思っている方はご覧ください。執筆時点で利用できるアドインをまとめましたので、好みのアドインを見つけることができるかもしれませんよ。

OneNote のアドインについて知る意味とは?

OneNote のアドインをお探しですか? OneNote はアドイン機能が装備されているので、使い方に応じて機能の拡張や追加ができます。OneNote はそれ自身でかなりのことができますが、「あともうちょっと機能が拡張できれば、もっと便利になるのに…。」ということもありますよね。

しかし、アドインについての情報をほとんど得ることができないんじゃないでしょうか。そこで、決して数は多くないんですが、何とかアドインについて情報をまとめてみましたので、役立てていただければと思います。

『プラグイン』で検索している方もいらっしゃいますが、アドインが正式な言い方ですので、このページでは『アドイン』で説明します。

OneNote のアドインをまとめました

それでは、OneNote のアドインをご紹介します。執筆時点で分かったもので5つあります。決して多くありませんが、OneNote がもっとメジャーになれば、今後種類が増えることもあるんじゃないでしょうか。

Onetastic

Onetastic は OneNote にマクロ機能を追加するアドインとして有名です。Word や Excel なら標準で VBA が使えるので、OneNote でもマクロ機能がほしいと思っていた方はいらっしゃるのではないでしょうか。でも、実際にはマクロ以外にも便利な機能が追加されるんですよ。

  • OneCalendar(カレンダー)
  • Favorites(お気に入り)
  • Custom Styles(カスタムスタイル)
  • Crop(画像のトリミング)
  • Select Text From Image(画像内テキストの選択)
  • Rotate Printout(印刷イメージの回転/反転)
  • Macro(マクロ)

結構いろいろな機能が追加されますよね。ちなみに表記が英語になっていますが、これは米マイクロソフトのプログラマーが業務時間外に作ったものだからです。したがって、マイクロソフト公式のアドインというわけではなさそうです。もちろん、日本語環境でも動作しますよ。

マイクロソフト公式ブログで、日本語訳の説明が公開されています。

blank
Microsoft Places をご紹介します。この新しいコネクテッド ワークプレイス プラットフォームは、ハイブリッドと対面の仕事の場所を再創造するものです。詳細情報をご覧ください。

また、こちらで入手方法とインストール方法を、詳しく説明しています。

https://onenote.hprs1.com/onenote-onetastic/

OneNote 学習ツール

OneNote 学習ツールは障がいを持つ学生を支援するためのアドインです。文章の読み書きを、できるだけ簡単にするためのサポート機能が追加できます。具体的には次の通りです。

  • Immersive Reader
    ページ上のテキスト(画像内の文字も含む)を読み上げてくれます。
  • Dictate
    音声入力ツールです。(日本語を話すとローマ字になります。)

こちらも英語のアドインですが、日本語環境でも動作可能です。Immersive Reader はかなり正確に読み上げてくれるようです。機能的には障がいのある人だけでなく、お年寄りにも優しいんじゃないかと思いますね。ただし、Dicate は現在外国語への対応しかないようですね。

ちなみに、個人的にはタブレットPCでの手書き入力が何よりもバリアフリーになるんじゃないかと思います。OneNote は無料になりましたが、不自由な方に対してタブレットPCも低価格で購入できるような補助があるとさらにいいんじゃないでしょうか。

こちらが公式ページです。

https://www.onenote.com/learningtools?omkt=ja-JP

OneNote クラス ノートブック

OneNote クラス ノートブックは、学校の授業で使う学習用のアドインです。ノート(厳密にはページやセクション)を生徒に配布したり、生徒の作業の様子を確認してコメントを書き込んだりできるようです。ただし、利用には教育用のアカウントが必要みたいですね。

OneNote クラス ノートブック公式サイトはこちらです。
※ アドインのインストールだけならできますよ。

https://www.onenote.com/classnotebook

Microsoft Mathematics Add-in 2013

Microsoft Mathematics Add-in 2013 は、OneNote に数学用の各種機能を追加するアドインです。こちらも教育向けツールで、インストールすると以下のような機能が追加されます。

※ OneNote 2016 には正式対応しておらず、インストールできないようです。

  • 乗根や対数など、標準の数学関数の計算
  • サインやコサインなど、三角関数の計算
  • 微分積分、極限、および級数の和や積の算出
  • 逆元、加算、乗算など、行列演算の計算
  • 複素数の計算
  • デカルト座標や極座標での 2 次元グラフの作成
  • デカルト座標、円柱座標、および球面座標での 3 次元グラフの作成
  • 等式および不等式の計算
  • 一連の数値に対する統計関数 (モードや分散など) の計算
  • 多項式や整数の因数分解
  • 代数式の簡約または展開

Microsoft Mathematics Add-in 2013 のダウンロードページはこちらです。

https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=36777

Send to Sway

Send to Sway は Microsoft Sway に OneNote のデータを送信するためのアドインです。Sway は新しい Office アプリで、プレゼンテーション資料が作成できます。超お手軽な PowerPoint だと思えば何となく分かるんじゃないでしょうか。

使い方としては、OneNote でメモしたアイディアを Sway でプレゼン資料に仕上げるようなイメージですね。なお、執筆時点でこのアドインは Preview となっています。まだ正式版ではないようなので、何らかの不具合が出るかもしれませんが、そこはご了承願います。

マイクロソフト公式ブログで日本語訳の説明が公開されています。
※ 少し下にスクロールすると紹介記事があります。

blank
Microsoft Places をご紹介します。この新しいコネクテッド ワークプレイス プラットフォームは、ハイブリッドと対面の仕事の場所を再創造するものです。詳細情報をご覧ください。

ちなみに Sway はこちらです。

https://sway.com/

OneNote Web Clipper(参考)

OneNote Web Clipper は、インターネットエクスプローラーで使うツールです。ブラウザ内に表示されているWebページが、画像として OneNote に送られる(クリップされる)ものです。なので、OneNote 用のアドインではないんですが、ついでに紹介させていただきました。

blank
どの Web ページでもすぐに OneNote に取り込んで、簡単に編集、注釈付け、共有ができます。ページ全体をクリップすることも、本当に必要な記事、レシピ、製品情報だけをクリップすることもできます。

※ ちなみにこちらの記事で詳しく紹介しました。

https://onenote.hprs1.com/onenote-kurippu/

まとめ

いかがでしたか?

OneNote のアドインに、どんな種類があるのか説明しました。Onetastic、OneNote 学習ツール、OneNote クラス ノートブック、Microsoft Mathematics Add-in 2013、Send to Sway、OneNote Web Clipper を紹介しましたが、少しでもお役に立てば幸いです。

私が見つけられた分だけですが、マイクロソフトが教育関係に力を入れているのが、よく分かると思います。また、OneNote 用のアドインを自分で作ることもできますので、プログラミングの腕に覚えのある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

個人的には、Access と連携できるアドインがあると、かなりおもしろいことが出来そうな気がするんですよ。データベースとの連携なら、OneNote で簡単にシステムが組めそうですからね。

以上、「OneNote のアドイン、どんな種類がある?」と題してご紹介しました。

スポンサーリンク