本当にOneNoteがホワイトボード代わりになるんでしょうか? そこで、どのような使い方をすると代わりになるのか、またOneNoteに置き換えるメリットがなんなのかをご紹介します。
なぜホワイトボードではだめなのか?
会議や授業で当たり前のように使われる『ホワイトボード』。しかし、実は皆さんが意識していない大きな問題を抱えているんですよ。
ホワイトボードは必ず消す
「何を当たり前のことを言っているんだ」そう思いましたか? 確かにその通りです。黒板やホワイトボードは消さないと次のことが書けませんから、そんなの幼稚園生でも知っている当たり前のことです。
しかし、よく考えてください。本当に当たり前のことですか?
ホワイトボードが何枚もあるとか、裏面も使えるとか、伸縮自在だとか、そういったことが可能なら少なくともしょっちゅう消さなくて済みますよね。
だから書けるところがたくさんあれば解決できるんですよ。
記録として残せない
これもまた同じように「おまえまた当たり前のことを言いやがって」と言われそうですね。ただし、これはホワイトボードなら解決は可能です。書いたものをプリントできる製品がかなり前から販売されているからです。
プリントするという方法で何とか解決できそうですし、写真を撮ることで画像として残すのもスマートフォンの普及で簡単そうですね。
結局、何が問題なのか?
今度はさすがに声が聞こえてきましたよ、「何も問題がないじゃないか!」と。
でも本当にそうでしょうか?
まず、「ホワイトボードは必ず消す」という問題ですが、どんなに大きなボードを使っても再利用したい場合は消さないといけません。そっくりそのまま残せないんです。
また、「記録として残せない」という問題も、あとからパソコンに入力して議事録にするとなるととても面倒です。描いた図などは同じものを描くか、写真撮影したものを編集して貼り付けないといけません。
OneNoteを使うメリットとは?
OneNoteを使えばホワイトボードの問題点を解決できます。では具体的にはどのように使えばよいのでしょうか?
まずはOneNoteに置き換えよう!
ホワイトボードでやってきたことをすべてOneNoteに置き換えてみましょう。そうすれば意外と使い方が分かります。何だったらホワイトボードの使用を禁止して罰金制にしてみてください、たぶん必死で覚えますから(笑)。
必要な機材は?
パソコンとOneNoteはセットとして、それ以外にプロジェクターが必要です。また、できればパソコンはタブレットPCが望ましいでしょう。ペンが使えると利便性が全く違いますから。
後はとても簡単です。OneNoteに板書すれば、それがプロジェクターを通してスクリーンに表示されます。こうすれば、手元で書き込むことでホワイトボードと同等の表示ができるわけです。
どこが改善された?
さて、ホワイトボードをOneNoteで置き換えることでどこが改善されたのでしょうか?
まず、OneNoteなら消さなくて済みます。ドンドン下へスクロールすれば書き続けられますし、種類の違うことを書く場合は新しくノートを作成すればいいだけです。基本的にはディスクの容量が尽きるまで続けられます。
書いたものがそのまま残るのだから、議事録に起こす必要もありません。専用のフォーマットがあればそこに入力し直す必要があるでしょうが、OneNoteからコピー&ペーストするだけでOKです。(手書きも自動でテキストに変換します。)
さらに、ノートを共有していれば、資料を配る必要もなくなります。パソコンの画面を見ればそれで済みますし、書き込めばそれがそのまま表示されます。つまり、目の前にいる人だけでなく遠隔地とのやり取りさえできるんです。
さすがに遠隔地と共有できるようなホワイトボードなんてないでしょ?
整理すると?
結局、OneNoteをホワイトボード代わりにするとどうなるかというと、手間が一つで済むんです。OneNoteに書くだけで表示と同時に議事録への記入も終わっているのですから、会議や授業が終わったらそれ以上何もする必要がないんです。
バラバラになっていたことが一つにまとまった瞬間ですね。「それはそれ、これはこれ」と考えるのではなく、全てをいっぺんに考えることで、解決もいっぺんにできたわけです。
まとめ
いかがでしたか?
OneNoteをホワイトボード代わりに使うには...
- とにかくすべてのことをホワイトボードではなくOneNoteに書く。
- 必要な物は「パソコン・OneNote・プロジェクター」。
- スクリーンに表示しながら書けば、ホワイトボードの代わりになる。
- ホワイトボードの弱点をすべて克服しているのがOneNote。
OneNoteを使って、効率の良い作業を目指してください。そうすれば、余計なことに気を使わずに考えることや説明に集中できるんです。ぜひこの良さを知ってほしいと思います。
以上、『OneNoteがホワイトボード代わりになる?』と題して説明しました。