OneNote
で印刷するときの重要ポイントを説明しました。印刷に関するいろいろなことをまとめて知りたい方に適していますよ。印刷の基本だけでなく、OneNote 特有のコツが必要な設定についても詳しく説明しているからです。
OneNote での印刷を知る意味とは?
あなたは、OneNote の印刷に関して知りたいことがあって、このページを見ていますよね。基本的にはそのまま電子ノートとして使うのが OneNote ですが、実は印刷を前提とした使い方も可能であることはご存じだと思います。そのため、印刷の設定もそれなりに用意されているんです。
ところで、OneNote での印刷に関して調べているということは、Word や Excel など他のアプリのような印刷をしたいからではないでしょうか。もちろん可能ですが、OneNote の印刷には多少のコツが必要です。そこで、どんなところに気を付けたらよいのか説明していきますね。
OneNote で印刷するときの重要ポイントは6つ!
それでは、OneNote で印刷するときの重要ポイントを説明しましょう。この記事を読めば、印刷のコツが理解できるので、失敗することなくきれいな印刷ができますよ。
単純に印刷するとどうなる?
まず、何も考えず単純に印刷するとどうなるんでしょうか? OneNote の印刷は、用紙に合わせて自動的に縮小する設定が既定です。この設定だと横方向がはみ出ることは少なく、縦方向にはみ出る場合に、複数ページになります。なので、単純に印刷してもちゃんと出力されますよ。
ちなみに、特に何も設定しない場合は、現在表示しているページを印刷します。ページ範囲で[選択した部分]を選ぶとそのようになります。なお、ドラッグして範囲を指定しても、ページ全体を印刷するので、部分印刷できないことに注意してください。
例えば、上の画像では1セクションに14ページあって、[すべて]を選択すると14ページ全部を印刷し、[選択した部分]を選択すると現在のページを印刷し、[ページ指定]を選択するとページを個別に指定できます。
印刷品質などはほかのアプリと同様にプリンタを指定してから[詳細設定]をクリックして、そこから設定をしてくださいね。(もちろん設定項目はプリンタによって異なりますよ。)
こんな感じで、単純に印刷すると基本的には問題なく印刷できると思います。
印刷の際にどんなページ設定ができる?
続いて、印刷の際にどんなページ設定ができるんでしょうか? 印刷の設定(ページ設定という言葉は使われていません)は、最初に[印刷]を選んでしまうとできません。設定したいときは[印刷プレビュー]を選んでください。(項目は少ないですが、基本的な設定ができます。)
[印刷プレビュー]をクリックすると、印刷イメージをチェックできるプレビューが表示されます。そして、このプレビュー画面である程度の設定ができますよ。
上の画像を見ると分かると思いますが、[印刷範囲]、[用紙サイズ]、[縮小の設定]、[印刷の向き]、[フッター]、[ページ番号]の設定などです。Word のようなアプリと比べると設定できる項目がかなり少ないですが、OneNote の性格上やむを得ないと思います。
このような感じで、基本的なことだけになってしまいますが、印刷の際に設定を変えて好みの印刷をしてみてください。
印刷のためにやっておきたい準備とは?
印刷のためにやっておきたい準備について説明しましょう。OneNote を使う際に印刷を前提とする場合は、ページのサイズをあらかじめ設定しておくと使いやすいと思います。なぜなら、ページは書き込めば書き込むほど広がるように作られているからです。
印刷のようにサイズが決まっている場合は、かえって使いにくい状況になると思うので、あらかじめ用紙サイズを設定することで、一定した大きさにしておきましょう。
やり方は次の通りです。
- 用紙サイズを設定したいページを開きます。
- [表示]タブをクリックしてリボンを表示します。
- [用紙サイズ]をクリックします。(作業ウィンドウが表示されます。)
- 用紙や余白のサイズを設定します。(カスタムならユーザー独自の設定もできますよ。)
このように、あらかじめ印刷のための準備をしておけば、用紙サイズが固定されるので、印刷しやすいと思います。
どうしてもきれいな体裁で印刷したい!
う~ん、弱りましたねぇ(笑)。実はまったく不可能というわけでもないんですよ。OneNote には Word にデータを送って、Word 文書として印刷する機能があるんです。ただし、内容によっては完全再現できない可能性があるので、やってみるしかないですね。
やり方は...
- OneNote の印刷したいページを開きます。
- [ファイル]タブを開きます。
- [送信]をクリックします。
- [Word に送る]をクリックします。
こうすると、Word が起動して OneNote のページ内容が貼り付きます。後は、Word の編集機能や印刷機能を使って、好みの体裁で印刷します。(Word 文書として保存してしまうことももちろんできますよ。)
Word が必要にはなりますが、OneNote がインストールされている環境なら Office がインストール済みだと思います。これで、Word の機能をうまく使ってきれいな体裁の印刷ができますね。
手書き文書の印刷もできるの?
紙にペンで手書きした文書を手軽かつ大量に作ろうとしたら、コピーを取ることになりますよね。でも OneNote に手書きして、それをそのまま印刷すれば、まるで紙に手書きしたかのような用紙を大量に印刷できますね。
そのような使い方はあまりしないかもしれないですが、メモしたものをわざわざタイピングで清書する必要がないので、印刷物の資料を作るときにとても楽ですよ。だから、メモを電子化しておくというのは、後々便利に使えるという点でとても有利なんです。
OneNote なら、こんな形で手書き文書の印刷をするという使い方もできるんですよ。
印刷しない選択肢も考える。
OneNote には印刷機能がありますが、細かい設定ができないので、印刷を中心とした使い方がそんなに得意ではありません。なので、印刷しないで電子的なノートのまま使うことを考えるのも必要なことだと思います。
おそらく、印刷するということはパソコンが使えない状況などで、相手に OneNote の記述内容を渡すという状況だろうと思います。例えば、作成した資料を手渡す場合などです。なので印刷は、やむを得ず使うという運用方法のほうがいいと思いますね。
では、印刷しない方法というと、どんな方法があるんでしょうか?
- 相手がパソコンを持っているけど OneNote がないとき
⇒ PDFで保存して、USB メモリなどで情報を渡す。 - 相手が遠方にいるなどして直接データを渡せないとき
⇒ メールで送る。(OneNote のノートブックも添付されます。)
こんな風にPDFやメールが使えるので、共有できない場合にも有効だと思いますよ。ぜひ、印刷しないという選択肢も考えてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
OneNote の印刷機能はそんなに大したことがないので、凝ったことはできないかもしれません。もともとが電子ノートで、紙を使わないようにすることが狙いなので、印刷するというのは本末転倒なんでしょうね。
でも、印刷を利用すると紙に出力ができるので、万人に情報を提供できますね。「OneNote は電子ノートだからすべて電子的にしなくてはいけない」と先入観にとらわれてしまうことなく、自由な発想で使いこなしていただきたいと思います。
以上、「OneNote で印刷するときの重要ポイントは?」と題して、お話ししました。