OneNote
で録音できることを知って「何のために使うの?」と思いましたか? 確かにノートと録音は何も結びつかないかもしれないですね。でも、機能について詳しく紹介するので、OneNote で録音することがとても便利だということが分かりますよ。
録音機能はとても便利です!
録音機能が便利だといわれても、一体どんな時に使うのか想像できない方もいらっしゃるでしょう。そこで、どんな使い方をすれば便利で有意義なのか詳しく説明しますね。
セミナーや授業で威力を発揮します
セミナーや授業のように壇上にいる人のお話を聞くときは、しっかりと話を聞きたいですよね。そこで一生懸命メモしますが、メモに集中しすぎると今度はしゃべっている内容が頭に入ってこなかったり、映し出された資料を見られなかったりするんじゃないでしょうか。
それだとマズイので、ICレコーダー(最近はスマホ?)などを使って録音しておいて、後でそれを文字に起こしたりする人も多いでしょう。おそらく普通はそれでいいんでしょうが、話を聞いているときはペンとノートとレコーダーの3種類になって、てんてこ舞いですよね。
ところが、それを OneNote なら1つにまとめることができるんです。OneNote でメモを取れば録音も同時にできるので、すべての操作をパソコンだけでできるというわけなんですよ。いろいろと同時進行になっても、操作するのはパソコンだけだからとても楽なんです。
なので、セミナーや授業で講義を録音したいときは、OneNote の録音機能を使ってみてください。なかなか便利で楽ちんですよ。
具体的な録音方法は?
録音方法はとても簡単です。録音データを保存したいページを開いて、録音ボタンを押すだけですぐに録音が開始されます。後は、適当なところで録音を終了すればそれで完了です。なお、録音の品質などの設定は、OneNote の[オプション]で調整できます。
◎大まかな手順は以下の通り
- 録音データを保存したいページを開き、任意の場所をクリック。
- [挿入]タブを開いて[オーディオの録音]をクリック。
- [再生]タブが開くので、適当なところで[停止]ボタンをクリックして終了。
ただし、音量は Windows 側の設定なので、注意してください。ノートパソコンならマイクを内蔵している場合があるし、デスクトップならマイクを接続することになると思いますが、いずれにしても、必ずリハーサルをして録音できることを確認してくださいね。
※録音の音量は[録音デバイス]から設定します。
Windows の録音は意外と手こずるので、できれば何日か前に十分余裕をもって準備しておいたほうがいいと思いますよ。
こんな感じで録音は簡単に行えます。ちなみに、録音した音声はファイルとしてページに添付されるので、別の場所に保存することもできます。また、いらなくなったらファイルを選んで[Delete]キーを押せばいいので、削除するのも簡単です。「とりあえず録音」でいいと思いますよ。
録音機能をさらに使いこなすには?
いろいろなものが1つにまとまるからそれだけでも十分便利ですね。でも、OneNote で録音するからには、それなりにもっと便利な使い方があるんですよ(笑)。やってほしいことはとても簡単で、録音している最中に OneNote のノートにメモを取ってほしいんです。やるのはただそれだけ。
「えっ?」ってなっちゃうと思うんですが、実はここにすごい秘密が隠されています。録音途中でメモを取るとその時点のしるしを付けてくれます。つまり録音を終了した後で、メモを取ったところから再生を始めることができるんですよ。
単純な録音だと聞きたいところを探さないといけないですが、しるしが付いているので、メモを取った位置であれば途中から再生ができるわけです。だから、話を聞いている最中に「あっ、この話は重要だ!」と思ったらすぐに何でもいいからメモを取るんです。
これで、録音内容の再生がとても便利になりますね。(もちろん、メモはペンでもタイプでもどちらでもいいですよ。)
音声の検索ができますよ
OneNote の検索機能が強力なのはご存知だと思いますが、実は録音した音声を検索できるんです、結構すごいでしょ(笑)。でも冗談じゃなく、キーワードを検索すると録音した音声から該当箇所を検索できるんです。
ただし、この機能は既定では『無効』になっているので、使う場合は以下のようにして機能を有効化します。
- [再生]タブの一番右端にある[オーディオとビデオの設定]をクリック。
- オーディオとビデオのダイアログが表示される。
- 一番下にあるチェックボックスをクリックしてチェックを付ける。
チェックボックスにチェックを付けるだけで簡単に有効化できます。ただし、実際どの程度の認識率があるのか、定かではありません。私はほとんど使ったことがない機能なので、音声検索が実用レベルにあるかどうかは謎なんですよ(汗)。
録音機能をよく使う方は、試してみてください。検索機能が強力な OneNote だから、きっと使い物にならないことはないと思うんですけど...たぶんね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は録音機能についてご紹介しましたが、使う人と使わない人が明確に分かれるんじゃないでしょうか。そもそもノートに録音するという発想に行きつかない可能性がありますからね。でも、とても便利な機能であることはご理解いただけたんじゃないでしょうか。
ただ、マイクやサウンドの性能に大きく影響される機能なので、場合によっては集音マイクを準備したり、オーディオをアップグレードすることになるかもしれないです。とにかく事前にリハーサルをやって確認してくださいね。
以上、「OneNote の録音機能とは?」と題して説明しました。