OneNote ノートの保存先を変更するには?

ノートの保存先を変更するには?

OneNote

ノートの保存先を変更する方法を説明しました。ノートのフォルダの場所を変えたい方に適した内容です。単純にやり方を説明しただけでなく、仕組みについても詳しく紹介したので、安全確実な保存先の変え方がわかるからです。

OneNote ノートの保存先を変更する意味とは?

OneNoteを使い始めたはいいけれど、「しまった、別の場所に保存すればよかった…。」と後になってノートブックの保存先を変えたくなることがありますよね。例えば、外付けのHDDにデータをまとめているときなどは、保存場所を変えないと OneNote だけ別フォルダになりますからね。

でも、勝手にフォルダを変えてしまって大丈夫なんでしょうか? 基本的には、ノートブックの保存先を変えることは可能ですが、適切な手順を踏まないと、ちょっと面倒なことになるかもしれないんです。つまり、保存先の変更は、面倒な作業が必要であることを意味するんです。

そこで、ノートの保存先の変更について、失敗しない確実な手順をご紹介しましょう。

OneNote ノートの保存先を変更するときのポイント。

それでは、OneNote ノートの保存先を変更するときのポイントをご紹介します。5つのポイントにまとめましたので、丁寧に目を通してください。

保存先を変える時の手順とは?

最初に手順をご紹介しますので、流れをつかんでください。というのも、どうしても手順が面倒なので、事前に流れを把握しておいてほしいからです。それで、保存先を変えるためには、以下のような手順を守ると、問題が起きることなく作業を行うことができると思います。

  1. 現在開いているノートブックを閉じる
  2. OneNoteを終了する
  3. ノートブックを新しい保存先へ移動
  4. 新しい保存先のノートブックを開く
  5. 保存先の変更が完了

続いて、具体的な方法を説明しますね。

1.現在開いているノートブックを閉じる

OneNote左側のノートブック一覧で、閉じたいノートを右クリックしてメニューを表示し、[このノートブックを閉じる]をクリックします。

これでノートを閉じることができたので、後の作業ができますよ。ちなみに、この作業が一番大事なポイントだと思います。というのも、OneNoteはノートブックにアクセスできなくなっても、キャッシュを保持しているのでそれを使ってそのまま作業が行えるからです。

つまり、ノートブックだけを移動してしまうと、キャッシュとの整合性が取れなくなってしまって、ずっと幽霊のように「存在しないノートブック」を使い続けることになってしまうんですよ。これを避けるためにノートブックを閉じる作業が大事なんですね。

2.OneNoteを終了する

OneNoteを終了する作業は念のためと思ってください。先ほどもお話ししたようにキャッシュがあるので、それをクリアする意味があります。(実際にはクリアされていない可能性もあるんですが、失敗しないためのおまじないだと思ってください。)

あと、次の作業に移る場合は一呼吸おいてください。OneNoteは使用中にノートブックの同期をとりますが、終了時にも同期をとります。つまり、定期的な同期と終了時の同期の2種類があるということなので、すぐに移動作業をしないように気を付けてくださいね。

3.ノートブックを新しい保存先へ移動

これでノートブック(ファイル)を移動する準備ができましたので、あとは新しい場所に移動してください。おそらくこれを読んている方に超初心者はいないと思うんですが、念のため簡単に移動方法を説明しておきますね。

まず、スタートメニューやエクスプローラーからノートブックの保存場所を開きます。(そのまま使っている場合は[ドキュメント]フォルダの[OneNote ノートブック]というフォルダに保存されているはずです。)

ノートブックはフォルダ単位なので、目的のノートブックの名前のフォルダを見つけます。見つかったらそのフォルダを切り取ります。(右クリックのショートカットメニューから[切り取り]を選択すると簡単です。)

次に、目的の新しいフォルダを開き、貼り付けます。この時、同じエクスプローラーでフォルダを開いてもいいし、別にエクスプローラーを起動してフォルダを開いてもいいです。操作しやすい方法で行ってください。

貼り付けが完了したらノートブックの移動は完了です。

4.新しい保存先のノートブックを開く

さあ、新しい保存先のノートブックを開いてみましょう。

このとき開き方は二通りあって、一つは、先ほどの新しい保存先のファイルを直接ダブルクリックする方法です。基本的には「開いているノートブック.onetoc2」をダブルクリックすればよいと思いますが、なければ見えているファイルをどれかダブルクリックしてください。

もう一つは、OneNoteを起動して[ファイル]メニューから開く方法です。これは、ほかのアプリと同じように順番にフォルダをたどってノートブックを開きます。どちらでも結果は同じなので、操作しやすい方法で行ってください。

※古いバージョンの場合

ちなみに2007などの古いバージョンの場合はフォルダ(ファイルではなく)を右クリックするとショートカットメニューに[OneNoteで開く]というようなコマンドがあるので、それを使ってください。

5.保存先の変更が完了

うまくノートが開いていれば、保存先の変更が完了です。これ以後は、新しい保存場所のノートを普通に使っていくことができますよ。特に何の不具合も起きないと思います。

まとめ

いかがでしたか?

OneNote ノートの保存先を変更する方法を説明しました。ノートブックを閉じる、OneNoteを終了する、新しい保存先へ移動、ノートブックを開く、保存先の変更が完了、という5つのポイントがありました。手順に従うことで、問題なく保存先の変更ができると思います。

話が重複するかもしれませんが、一番大事なポイントは「最初にノートブックを閉じる」ことです。これさえ忘れず実行すれば、後はファイルを移動するだけですから、ファイル操作に慣れている方には簡単ですね。

あっ、そうそう、途中説明していませんでしたが、共有している場合はほかの OneNote でも閉じる作業を忘れずにしておいてくださいね。(もちろん保存先変更後はノートブックを開きなおしてください。)

以上、「OneNote ノートの保存先を変更するには?」と題して説明しました。

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