OneNote
でカメラを使う方法について説明しました。OneNote にカメラを使って写真や動画を挿入する方法が知りたい方に役立つ内容です。単なる使い方の説明にとどまっていないので、どんな時に利用すると便利なのかが分かりますよ。
カメラで OneNote を活用できます
OneNote は標準でカメラに対応しているので、Webカメラが正常に動くのであれば、簡単に使うことができます。なので、使い方の説明だけでなく、どんな時に使うと OneNote を活かせるのか、気を付けるべきポイントも合わせて説明しました。
OneNote のバージョンでカメラの動作が違う?
OneNote のバージョンによってカメラの動作が違っています。通常版の OneNote は Webカメラをビデオカメラとして動作させるので、動画を録画できます。ところが、Windows 10 の OneNote は Webカメラをスチルカメラとして動作させるので、写真が撮れます。
なので、使う OneNote によって記録できるものが違うんです。自分がやりたことが、動画なのか写真なのかで使い分けが必要なので、気を付けてくださいね。その関係もあって、この記事でも両方の使い方を説明していますよ。
カメラの具体的な使い方は?
カメラの動作には二通りあるので、それぞれの場合に分けて説明しますね。
通常の OneNote の場合
通常の OneNote ではカメラがビデオカメラとして動作するので、録画になります。具体的には次の手順で使います。
- 動画を挿入したいページ(ノート)を開き、任意の場所をクリック。
- [挿入]タブをクリック。
- [ビデオの録画]ボタンをクリックすると、すぐに録画開始。
- カメラウィンドウを閉じるか、リボンの[停止]ボタンをクリックすると録画終了。
- 最初にクリックしたカーソルのある位置にビデオファイルが保存される。
こんな感じで録画ができます。なお、録画に関する設定は[ファイル]タブの中にある[オプション]からできるので、必要な場合は調整してください。複数のカメラがある場合の選択と画質・音質を設定できますよ。
Windows 10 の OneNote の場合
Windows 10 の OneNote ではカメラがスチルカメラとして動作するので、写真になります。具体的には次の手順で使います。
- 写真を挿入したいページ(ノート)を開き、任意の場所をクリック。
- [挿入]タブをクリック([ホーム]タブでも OK)。
- [カメラ]ボタンをクリック。
- カメラウィンドウが開くので、右側のカメラのボタンをクリックして撮影。
- データがメモリ上に一時保存される。
- 撮影が終わったら右下の[すべて挿入]ボタンをクリックして写真を保存。
こんな感じで写真撮影ができます。右側にある[オプション]ボタンをクリックすると画質の調整ができますよ。なお、撮影するたびに下に写真が並びますが、これらをクリックするとトリミングしたり、削除したりできます。(左側にボタンが並びます。)
ちなみに、削除しなかった写真は全部保存することになります。なので、一旦全部保存してからいらないものを削除するほうが、操作が簡単かもしれないですね。
どんな時に使うと便利なのか?
録画機能を使うと便利なシチュエーションがあります。それは、セミナーなど講師が教壇に立って説明しているような場合です。講義が始まったらすかさず録画を開始して、適宜メモを取ります。すると、メモの位置とビデオがリンクする形で保存されます。
後で、ビデオを見返すときに、メモの位置から再生することができます。つまり、いちいち見たい位置を探さなくても、一発で再生できるわけなんです。ページ上に単純にビデオファイルが保存されるわけではなく、メモと一体になるんですよ。だから、OneNote で録画する意味があるんですね。
また、Windows 10 で通常版の OneNote を使っている方は、OneNote を使い分けることで、録画したり写真撮影したりと状況に応じて切り替えできますね。メモ用の録画もできるし、資料用の写真も撮れるしと、Windows 10 ならカメラの使い方の幅が広がりますね。
まとめ
いかがでしたか?
カメラが使えるというだけだと「へぇ~そうなんだ」ぐらいで終わっちゃうと思うんですよ。でも、録画したビデオをメモの一部にできるというところが、一番メリットの大きい使い方なので、ぜひそこを理解していただけると嬉しいですね。
以上、「OneNote でカメラを使うには?」と題して説明しました。