OneNote 同期エラーが出たときの対処方法とは?

OneNote 同期エラーが出たときの対処方法とは?

OneNote 同期エラーが出たときの対処方法について説明しました。同期に問題が発生してお困りの方はぜひご覧ください。パターン別にいくつかの解決方法をご紹介したので、どなたでも参考にしていただけると思いますよ。

OneNote 同期エラーとは?

OneNote ではまれに同期エラーが起こって、ノートの内容がうまく保存されないことがあります。普段通り使っていて同期エラーが発生した場合は、ほぼ間違いなくトラブルだと考えられます。ところで、同期は保存動作なので、すべての OneNote で起こり得る問題です。

したがって、すべてのユーザーが知っておくべきトラブルだと思います。今何も起きていなくても将来的に役立つかもしれないので、ぜひ目を通しておいてください。

OneNote 同期エラー解決方法のご紹介

OneNote の同期エラーにはいくつかのパターンがあるようなので、解決策も3つ紹介しました。共有ノートの場合とローカルで使っている場合では違うので、状況に合わせて試してみてください。

1.ネットワーク接続を確認する(共有)

まず試してほしいのが、ネットワーク接続の確認です。意外と多いのが、LANケーブルが抜けていて共有ノートにアクセスできないパターンです。もちろん、無線LANで接続できていない場合もありますね。ちゃんとケーブルが接続されているか、無線が受信できているかチェックしましょう。

物理的に問題がなければ、エクスプローラーなどでネットワークを一覧してLAN接続ができているか確認しましょう。コンピューターが一覧されなければネットワークの問題なので、まずはそこの解決が必要になります。解決方法は趣旨が変わってくるので、ポイントだけ説明します。

  1. ケーブルが断線していないか?
  2. ネットワーク機器の電源が入っているか?
  3. ハブが故障していないか?
  4. 無線のアクセスポイントが故障していないか?
  5. ネットワークの設定が正しいか?

必ず、上記のような基本的なことをチェックしてみてください。これだけでも十分情報が得られるはずですよ。

2.同期を手動で行ってみる(共有)

次に試してほしいのが、同期を手動で行う方法です。この方法なら同期状態を確認して、未同期であれば手動で同期してしまうことが可能です。やり方は以下の通り。

  1. 同期できていないと思われるノートのタブを右クリック。
  2. ショートカットメニューの[ノートブックの同期状態]をクリック。
    ショートカットメニュー ノートブックの同期状態
  3. [共有ノートブックの同期]ダイアログが表示される。
    共有ノートブックの同期
  4. [前回の同期]の時刻をチェックして同期の有無を確認。
  5. 未同期なら[今すぐ同期]のボタンをクリックして手動で同期。
  6. ダイアログを閉じて、ノートの状態を目視で確認する。

たいていの場合はこれで問題なく同期されると思います。もし、[共有ノートブックの同期]ダイアログで[手動で同期する]にチェックされている場合は、[変更があったときに自動的に同期する]にチェックを切り替えてください。

3.セーフブートを使ってみる(共有・ローカル)

最後にセーフブートを使う方法をご紹介します。セーフブートは、OneNote の起動方法を選択できるダイアログが表示されるものです。ダイアログの中に[ノートブック キャッシュの削除]があるのでこれを使います。キャッシュを削除するとうまくいくことが多いようですよ。

  1. スタートメニューの検索ボックスなどで「onenote /safeboot」と入力。
    OneNote セーフブート
  2. [Enter]キーを押して OneNote をセーフブートする。
  3. [OneNote の起動方法を選択してください。]ダイアログが表示される。
    OneNote の起動方法を選択してください。
  4. [ノートブック キャッシュの削除]をクリックすると OneNote が起動する。

なお、OneNote 起動直後はこれまで開いていたノートブックがすべて消えています。きっとびっくりしてしまうと思いますが、ご安心を。これは、ノートブックが削除されたわけではなく表示されていないだけなので、使いたいノートを一つ一つ自分で開き直してください。

ところで、[OneNote の起動方法を選択してください。]のダイアログは、[キャンセルして閉じる]とした場合、次回起動時に再び表示されます。トラブルがない状態で試に表示してみた場合などは、[通常どおり起動]をクリックすることで、元通りになりますよ。

それでもダメなときは?

これらの方法でもダメなときは、OneNote(Office)自体の修復や再インストールが必要かもしれません。さらに、修復等を行ってもダメだった場合は、Windows そのものに何かトラブルが起こっている可能性も否定できません。こうなると、OS をリカバリーするしかないかもしれませんね。

他のアプリが OneNote の動作をじゃましていることも考えられなくもないんですが、可能性としては低いと思います。どうしてもうまくいかないときは、いろいろ悩むよりも OS から入れ直してしまうのが一番確実で早いかもしれませんね。(←できるだけやりたくはないですけどね。汗)

まとめ

いかがでしたか?

OneNote の同期エラーについて説明しました。同期エラーはめったに出ることが無いので、ほとんどの方には関係ないと思うんですが、それでもお困りの方は想像以上にいらっしゃるようです。マイクロソフトも認識しているようで、最新の状態にアップデートするように呼びかけています。

つまり、OneNote(Office)が最新であれば起きる可能性は極めて低いということなので、メンテナンスを怠らないというのが、一番の予防策になるのではないでしょうか。OneNote の知識も大事ですが、パソコンそのものの知識も習得するように心がけてくださいね。

以上、「OneNote 同期エラーが出たときの対処方法とは?」と題して説明しました。

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